
おすすめ漫画を紹介します。本日紹介するのは
「これは経費で落ちません~経理部の森若さん~」
原作:青木祐子
漫画:森こさち
今日紹介する作品「これは経費でおちません!」
私は元々原作のノベライズを読んでいました。
コミカライズがあることも知っていたのですが、絵になってしまうとキャラクターのイメージが固定されてしまうので、あえて読まずにいたのですが、今回ここで紹介するために電子で読めるところまで読んでみました。
数年前に多部未華子主演でドラマにもなったので「読んでみたー」という方は多いのではないかと思います。
小説版を手に取ったきっかけは「経理部の森若さん」というサブタイトル。
元々経理という分野に興味があったのでなんらかの知識を得られるのでは・・・と考えたのと、新たに何かシリーズものを読んでみたいな、と思って本屋に行ったら、出会ってしまった、という感じです。
天天コーポレーションという石鹸と入浴剤をメインの商品としている会社の経理部に所属している森若沙名子さん(ストーリー開始時点では27歳)が主役です。
沙名子さんが主役ではあるのですが、描き方としては、会社の人達が使う経費を通して起こす様々な問題に沙名子さんが気づいて、注意喚起したり、解決までもっていったり、と狂言回し的な役どころでしょうか。
「イーブン」「ウサギを追うな」をモットーとして、あくまでもマイペースで生活していた沙名子さんが営業部の山田太陽くんに好意を寄せられ、だんだん変わっていく、その変化が面白い。
私が一番びっくりしたのは、経理部において沙名子さんの先輩である田倉勇太郎さん。とにかく真面目で神経質、数字の違いは見逃さない、他人に厳しいが自分にも厳しい、そんな人が同期の既婚者と不倫していたことですよ!
それをたまたま目撃してしまった沙名子さん、いったいどうするのか、ハラハラしながら読み進めていったら、翌日勇さんに話しかけられます。必死で言い訳する勇さんに心の中で「もっとうまくやれ」とつぶやきながら実際には「私は何も見てないです。勇さんにいなくなられたら困るんです」と言って見て見ぬふりをする。うん、確かに仕事のことを考えたらそうするしかない。仕事のできる人にいなくなられたら、自分の負担が増える。多分私でも同じことをする。
このシリーズで私が一番好きなキャラクターは、沙名子さんの後輩の真夕(まゆ)ちゃんです。
広報課にいた真夕ちゃんですが、不向きと判断されたのか、経理部へ異動となります。最初は「簿記の資格があるわけでもないのに経理なんて無理」と半泣きになり、毎日「辞めたい辞めたい」と呪いのようにつぶやきながら経理部で働きます。真夕ちゃんの良いところは「ミスに気づいたらすぐ報告、確認するところ」 ヴィジュアルバンド、アレッサンドロの追っかけでもある真夕ちゃんはそれを支えに仕事を頑張り、沙名子さんの指導がよかったのか物語が進むにつれてできるようになってきて、今ではちょっと安心して見ていられるようになりました。なんていうか「自信ないけど頑張る姿」が私自身と重なるのです・・・。
ちょっとネタバレします。
沙名子さんは太陽くんと結婚します。結婚するところで終わるのかなと思っていたのですが、シリーズはまだ続いていて、沙名子さんの妊娠、出産も描かれるのかな?と思っているところ。太陽くんは子供好きだから沙名子さんが妊娠したら絶対育休取るって言いだすだろう。でも沙名子さんは太陽くんのキャリアを考えて取らなくてもいい、とか言うかもしれない。
二人が働く天天コーポレーションが男性の育休に関してどういう考え方なのか。ここ数年、リアルでもいろいろ言われている問題なので、原作者である青木さんはそこをどう描くのか、ちょっと先が見逃せなくなってきた作品です。
今回はノベライズでかなり先まで読んでいる作品なので好きに書かせてもらいました。
文字で読むか、漫画で読むか。
私は文字派です。
「これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~」のコミカライズはコミックシーモアで試し読みできます。


