
舞台はとあるプロ野球の球場(ボールパーク)。たくさんの人達が日々集まり、泣いたり、笑ったり、一つの町のよう。球場でビールが飲みたくなる、そんなマンガを紹介します。
| 作品名 | ボールパークでつかまえて! |
| 作者 | 須賀達郎 |
ボールパークでつかまえて!のネタバレ
舞台となる球場名は「モーターサンズスタジアム」 最寄り駅が「海浜幕張」であることから実在の球場「ZOZOマリンスタジアム」がモデルであることがわかります。ここをホーム球場とするチームは「千葉モーターサンズ」 これも「千葉ロッテマリーンズ」がモデルであろうと思われます。作品中のモーターサンズはマリーンズと違い、万年Bクラスの弱小チームとして描かれています。この弱小チームがCSに手が届くところまで行くのです・・・・!
簡単なあらすじ
モーターサンズスタジアムでビールの売り子として働くルリコちゃん。一見ギャル風の彼女、実はウブで純情可憐。お客様と交流するべく声をかけたのは社畜の道まっしぐら、仕事から逃げるように球場通いをしているサラリーマンの村田。からかうように村田と話すルリコですが、無事にビールを押し売り(!)して一人になると「男の人と話すの緊張したぁぁぁ。声震えてなかったかな」と顔は真っ赤。一方女の子慣れしていない村田、あんな子いたかなぁと思いつつ、次もルリコからビールを買おうと思うのでした。
お客様
いろいろなお客様が球場にいます。
やたらとヤジをとばすおじさん二人組。
ビール売り子の個人情報を聞き出すことに執念を燃やしているヤバさトリプルスリーの三人組。
迷子になったけど新人警備員くんのおかげで球場大好きになった4歳ミクちゃん。もちろんパパママもいます。
いつも通っていると思われるおじいさん。
色々な人が球場にいますが、要するにみなさん、モーターサンズが大好きで、この球場に来ることが楽しいんですね。北海道民の私、エスコン行きたくなっちゃいますー!
球場スタッフ
いろいろな人がモーターサンズスタジアムで働いています。
ビールの売り子に憧れてバイトに応募したのになぜかお弁当屋さんで働いている山田ちゃん。悩んでいるときに村田に「大丈夫ですか?」と言われたのがきっかけで「私の王子様」と憧れるようになります。
ウグイス嬢の佐藤なぎさちゃん。スターティングメンバー紹介の時、選手の鋸山弄りがお約束なのですが、ネタ切れで困っていた時、トイレで会ったルリコの「答えは自分の中にある」という言葉をもらい「事故か?」と観客に思われながらもどうにか切り抜けます。
雨の日も風の日も。いつも変わらず、球場で試合がある日は必ずいる。球場警備員。新人警備員くんは子供のころ、この球場で迷子になり、まだ若かった古参警備員の五十嵐さんに助けられました。「また迷子になってもアメのおじちゃんがいるから大丈夫だぞ」 迷子になった小さな子が球場嫌いにならないよう、常にアメを持ち歩くのが警備員です。
その他、同じユウヒビールで働くルリコの仲間達。20キロの樽を背負って階段を上り下りする大変な仕事ですが、仲間がいるから頑張れる。
球団マスコット
プロ野球チームといえば必ず球団マスコットがいます。モーターサンズにも「サン四郎」というマスコットがいます。

オオサンショウウオ、だそうです。名前の「サン四郎」は球団名の「モーターサンズ」からであることがわかりますが、なぜオオサンショウウオなのか?そこは謎です。
サン四郎は仕事のできるマスコットです。選手に的確なアドバイス、外国人選手とも堪能な英語で会話ができる。もちろん声は出さず、持っているスケッチブックに発言を書いて交流。オールスター戦ではルリコに煽られ、シナリオを無視して活躍(結局怒られましたが)。ここまでシゴデキなマスコットだと気になるのが「中の人は誰?」ということ。
中の人を紹介する具体的なエピソードはありませんが、ああ、この人なんだ・・・とわかるエピソードはあります。アニメでこの話を見た私、恥ずかしながら泣きました。漫画ではそうでもないのですが、声優さんの演技と音楽、演出が付くと感動しますね。
でも。マスコットの中の人については明かさないのがお約束なのでこう言っておきましょう。
「中の人などいない!」
ボールパークでつかまえて!の感想
ルリコちゃんは見た目ギャルですが、本当は真面目な良い子です。ミーティングで「お客様に個人情報を明かさないように」という通達があった回では「ダメ,ゼッタイ」と心の中で繰り返し、個人情報を聞き出そうとするお客様からの質問をかわしています。SNSが苦手というのも今時の若い子じゃない、ちょっと古いタイプの子なのかなという感じで好感が持てます。ドライに見えて実は情が深く涙もろいところも可愛い。
そしてこの漫画の魅力は何といっても「モーターサンズスタジアム」ですよね。これだけ球場が魅力的に描かれている漫画は他にないと思います。球場に来た村田くんが言ってます。
「薄暗い蛍光灯の通路を抜けて客席につながるゲートをくぐったときの視界が一気に開ける感じ!」
すごくよくわかる! 私もまだファイターズのホームが札幌ドームだったときに同じ経験しました。屋外球場とドーム球場の違いはあると思いますが、テレビでしか見たことのなかった風景が実際に自分の目の前に広がっている光景は涙がでるほどの感動でした。
それにしてもいつから野球場のことを「ボールパーク」と呼ぶようになったのでしょうか。軽く調べてみたのですが、日本では広島カープのホーム球場「マツダzoomzoomスタジアム」が最初のようです。確かに、オールスター戦などでzoomzoomスタジアムが会場だと、球場から新幹線がみえたりして「行ってみたいなぁ」と思いました。数年前、東北に旅行したとき楽天スタジアムに行きましたが、スタジアムの外に屋台があってグッズ売ってたりして「ボールパークってこんな感じなのかな」と思いましたね。
一応北海道民なのでエスコンにも行きました。試合のない日でも楽しめるし、エスコン以外の施設もあって、まさに「ボールパーク」という感じです。今はまだ完成していない施設もあり、最寄りのJR駅も作ってる最中で、これが完成したら本当の「ボールパーク」になるのでしょうねぇ。
いや話それました。漫画の感想ですよね(汗)。
球場に集ういろいろな人達、お客様、スタッフ、選手、たくさんの人達が繰り広げる涙と笑いの球場愛コメディーです! アニメも面白いです!
ぜひご一読ください! 機会があればアニメもご覧ください!


